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事業計画書の「収支プラン」

 事業計画書の「収支プラン」における主な注意点について解説します。

  • 金利設定の注意:

 収支プランにおいて、借入金の返済額の前提が変動金利であるにもかかわらず、低金利のままの想定で算出されている場合がある。

 金利上昇リスクを考慮したシミュレーションが不足している可能性があり、将来の金利変動を予測して算出された計画であるかを確認する必要がある。

  • 家賃設定の注意:

 家賃設定については、周囲の相場に対して高すぎないか、入居率を現実的に見積もっているか、家賃の値下げリスクを考慮しているかが重要。

 実際には、竣工後すぐに入居者が埋まることは難しく、空室期間や家賃の値下げが生じる可能性があるため、これらのリスクを計画に組み込んでいるか確認する。

  • 現実的な試算:

 アパートは経過年数に伴い、空室率が増加し、家賃の値下げが必要な場合がある。

 しかし、借入金の返済期間中であっても、新築時の家賃のままで試算をしている場合があり、現実的でない計画である可能性がある。

  • 細心の注意が必要:

 これまでの実例から、悪い事例が多く見られるが、営業マンの誠実な対応もある。

 ただし、同じ過ちを繰り返さないよう、注意深くプランを確認し、実態に即した詳細な計画がなされているか確認が必要。

 

 以上の注意点を踏まえ、収支計画書や事業計画書の内容を検討することで、将来のリスクや変動に対する備えを適切に行うことができます。