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共有者が不動産の売却に反対する場合

 共有者が不動産の売却に反対する場合の対処法として。

 

1.   自分の共有持分を共有者に買い取ってもらう

  自分の共有持分だけを売却することで、共有者との合意が得られない場合、自分の共有持分を他の共有者に買い取ってもらう方法があります。

 

2.   売却を反対している人の共有持分を買い取る

  共有者の中で売却に反対している人の共有持分を買い取ることで、全体の売却を進めることができます。

 

3.   自分の共有持分だけを売却する

  自分の共有持分だけを別個に売却する方法もありますが、他の共有者が同意しない限り、購入者が見つかりにくい可能性があります。

 

 また、共有者との共有状態を解消する方法として、「共有物分割請求」が挙げられます。

 これには以下の3つの方法があります。

 

1.   現物分割: 不動産を物理的に分割して各共有者が所有する方法。

2.   代償分割: 1人の共有者が不動産を取得し、代償を支払う方法。

3.   換価分割: 不動産を売却し、得られた金銭を共有者に分配する方法。

 

 共有物分割請求の手続きには協議、調停、訴訟などが含まれ、必要な書類もあることが述べられています。