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遺言書の重要性3

遺言書の重要性:

 日本では年間約137万人が亡くなっており、そのうち遺言を残す人は約11万人(公正証書遺言)と1万7000人(自筆証書遺言)であり、全体の約1割しか遺言を書いていない。

 遺言がない場合、法定相続分に基づき財産が分割されるが、全員が満足する結果にはなりにくく、「争族」が発生する可能性がある。

 

争族防止のための対策:

 

 ① 納得のいく遺産分割:

 遺言者が生前に遺言を書くことが重要であり、長子承継的な考え方にとらわれず、相続人が納得する分割方法を定めることが争族防止の鍵とされている。

 

② 財産が少なくても遺言を遺す:

 財産が少ない場合でも、遺言を書くことが重要である。

 遺言がない場合、法定相続分に基づいて分割されるため、争いの原因になりやすい。

 

③ 正式な手順での作成と保存:

 遺言書は正式な手順で作成し、保存することが重要である。

 公正証書遺言や自筆証書遺言の適切な手続きを踏むことが争族防止に寄与する。

 

④ 遺言内容の配慮:

 遺言者は遺言内容に不満を抱く相続人にも配慮し、あえて幾ばくかの財産を配慮することが争族防止の一環となる。

 

遺言のエチケット:

 遺言は家族を持つすべての人にとってのエチケットであり、「うちの家族はもめない」という考え方は実現が難しく、相続人が一人っ子以外の場合は「争族」の可能性があると考えられている。