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不動産共有に伴うリスク

 不動産を共有することに伴う様々なリスクについてです。

 

不動産共有に伴うリスク

  • 共有者全員の合意が必要なリスク:

 事例:不動産の売却、賃貸、建物の建設、土地を担保に融資を受ける場合など。

 制約:審査が通らない可能性があり、共有者全員の同意がないと進まない。

  • 共有者の判断能力低下リスク:

 問題点:共有者のうち一人の判断能力が低下すると、全員の合意が得られず不動産の変更や処分ができなくなる。

  • 相続発生によるリスク:

 問題点:相続者が増加し、増えた相続人の中に不和や問題がある場合、全員の同意を得る難しさが増す。

  • 共有物分割訴訟のおそれ:

 制度:共有者は分割を求める訴訟を提起できる。

 手段:現物分割、競売、価格賠償による分割など3つの方法がある。

  • 固定資産税の問題:

 連帯納税義務:共有者全員が持ち分に応じなくても全額を連帯して納税する義務がある。

 課題:立て替え分を回収するのが難しく、裁判手続きが必要な場合がある。

 

補足

 

 連帯納税義務について:

 不動産の所有者に対して連帯納税義務があることは、税金の納付において共有者全員が一体として責任を負うことを意味します。

 立て替え分の回収が難しくなる可能性があるため、共有者間の調整が重要です。

 

 分割訴訟について:

 共有物の分割を求めるための訴訟手続きが必要な場合、裁判手続きが複雑で困難なことが挙げられます。

 このようなリスクからくるもめ事態を避けるために、共有者は事前に合意形成や調整を進めることが重要です。