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所得と相続の違い

 遺産を相続しても所得が増えるわけではなく、所得税の対象となりません。

 遺産は相続税の対象であり、その処理において確定申告が必要です。

 

所得と相続の違い:

 所得:

 働いて得た給与や事業による利益、投資からの利益などが含まれる。これに対する税金が所得税。

 相続:

 亡くなった人から財産を受け取ることで、相続税が発生。相続によって得られるものは「相続財産」と呼ばれ、それが相続税の対象となる。

 

相続財産と所得:

相続財産:

 土地、建物、預金、株式、生命保険の受取権などが含まれる。相続税の申告対象。

所得:

 給与、事業所得、不動産所得、配当などが含まれる。これに対する所得税の申告が必要。

 

特記事項:

配偶者の所得:

 配偶者が相続した財産によって、その年の所得が増加した場合、所得税の影響が出る。年末調整や確定申告で手続きが必要。

確定申告:

 所得がある場合、毎年確定申告が必要。

 一方で相続による財産の受け取りだけでは確定申告が不要な場合もある。

 

賃貸物件など所得をもたらす財産の相続:

 賃貸アパートや他の所得を生む財産を相続した場合、その所得に対して所得税が発生。確定申告が必要。

 配偶者が扶養に入っている場合、賃貸物件などの所得をもたらす財産を相続しても、扶養を外れることはない。

 

相続税の申告:

 相続税は被相続人の財産の評価額に基づいて課税される。

 相続税の申告は、相続人が行う必要があり、専門の税理士に依頼することが一般的。

 

まとめ:

  • 遺産を相続しても所得が増えるわけではなく、所得税の対象にはならない。
  • 相続によって発生する税金は相続税であり、その処理において確定申告が必要。
  • 賃貸物件など所得をもたらす財産を相続した場合、その所得に対しては所得税がかかり、確定申告が必要。