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断熱性能

 確かに、断熱性能は施工の質に大きく左右されます。

 また、家の断熱性能を高めるためには、適切な断熱の施工方法を選択することが重要です。

  • 充填断熱:

 躯体内の空間に断熱材を充填する工法です。

 充填断熱は比較的ローコストで施工できますが、施工方法が煩雑である場合があります。

  • 外張り断熱:

 柱の外側に断熱材を貼り付ける工法です。

 外張り断熱は柱部分からの熱の出入りを防ぐため、断熱性に優れていますが、壁厚が増すため室内が狭くなる可能性があります。

  • 付加断熱:

 充填断熱と外張り断熱の両方を組み合わせる工法です。

 断熱材を厚くできるため、断熱性能を高めやすいですが、コストが増える場合があります。

 

 このように、各施工方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

 また、外張り断熱や基礎部分の断熱などでは特定の断熱材が有利であることがあります。

 さらに、施工会社選びも重要です。

 施工会社の得意分野や施工実績を考慮し、要望に合った工法や断熱材を提案してくれる信頼性の高い会社を選ぶことが重要です。

 特に、施工精度を確認するためにC値(住宅における相当隙間面積)を調べることや、他の施工現場を見学することも有効な方法です。

 断熱材選びは施工会社選びとともに行うべきものであり、家の快適性や省エネ性に直結する重要な選択です。