インスペクションは、既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士による建物状況調査のことを指します。
これにより、構造や主要な部分における耐久性、雨水の浸入を防ぐ部分などについて調査が行われます。
この状況調査を実施する専門家は通常「インスペクター」と呼ばれます。
インスペクションの内容:
対象:
柱、基礎、壁、屋根などの構造耐力上主要な部分、外壁、開口部など。
非対象:
お風呂の給湯やインターフォンなどの住宅設備。
費用相場:
マンション:
5万円程度(面積に関わらず)。
戸建て:
4.5万円~6.5万円程度(床面積に応じて)。
オプション:
給排水管路検査を追加する場合、プラス5000円程度。
費用負担:
- 売主が行う場合: 売主が負担。
- 買主が行う場合: 買主が負担。
インスペクションの効果:
- 買主に安心感を提供。
- 瑕疵担保保険の付保要件となり、付加価値が高まる。
- 瑕疵担保保険を付保することで住宅ローン控除が利用可能に。
瑕疵担保保険の付保費用:
- 4~6万円程度。保証期間や保証金額によって異なる。
まとめ:
インスペクションは売主・買主双方にメリットがあり、安心感や物件の売却しやすさに寄与する。
費用相場は5~6万円程度で、費用の負担は売主または買主による。
瑕疵担保保険の付保により、物件の信頼性が向上し、住宅ローン控除が可能になる。
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