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小規模マンションの修繕積立金や管理費

 小規模マンションの修繕積立金や管理費は、一般的に大規模マンションに比べて割高になる傾向があります。

 修繕積立金の平均額や管理費の相場をチェックすると、その傾向が明らかになります。

 修繕積立金の平均額は、住戸数が少ない小規模マンションほど高くなる傾向があります。

 20戸以下の場合、専有面積m2当たりの平均は205円で、1戸当たりの平均は1万4722円です。

 一方、501戸以上の大規模マンションでは、それぞれ167円と1万1967円となっています。

 このように、住戸数が少ない小規模マンションほど、修繕積立金の負担が大きくなる傾向があります。

 また、管理費の平均額も同様に、住戸数が少ない小規模マンションほど高くなる傾向があります。

 20戸以下の場合、専有面積m2当たりの平均は177円で、1戸当たりの平均は1万3260円です。

 一方、501戸以上の大規模マンションでは、それぞれ157円と1万767円となっています。

 小規模マンションの修繕積立金や管理費が割高になる理由は、いくつかあります。

 まず、大規模修繕工事にかかる費用はマンションの規模に比例しない部分があるため、住戸数が少ない場合でも一定の負担が必要となります。

 さらに、共用設備や施設の維持管理にかかるコストは、住戸数が少ないときには各住戸で負担する必要があり、そのため負担額が大きくなります。

 また、管理会社などの業者に委託する場合、住戸数が少ないときには一戸当たりの負担が大きくなることもあります。

 一方で、小規模マンションでも管理費が割安な場合もあります。

 例えば、共用設備や施設が少ない場合や、管理会社への委託業務が少ない場合には、管理費が低く抑えられることがあります。

 また、管理組合が自主管理を選択する場合や、DX化やコンサルティングなどの新しい方法を取り入れることで、管理費を節約することも可能です。

 最後に、小規模マンションの売却時には、維持費が高い分、売却価格が大きく下がることがあるため、注意が必要です。

 しかし、周辺の立地や広さなどが大規模マンションと同等であれば、価格を下げることなく売却することも可能です。