インターネットの「簡単一括査定」を利用する際のリスクについて、次のような点が挙げられます。
- 個人情報の提供リスク:
一括査定サイトは無料で利用できますが、その背後には個人情報と不動産情報が不動産業者に提供されるという取引が存在します。
この情報提供が原因で、しつこい営業やダイレクトメール、電話などが頻繁に来る可能性があります。
- 高めの査定価格の提示:
一括査定サイトに登録されている不動産業者は、競争が激しいため、高めの査定価格を提示しがちです。
これが後に「価格が高すぎるため、値下げが必要」と提案される場合があり、結果的に一括査定の意味がなくなる可能性があります。
- 専任媒介契約のリスク:
不動産業者との契約形態には、一般媒介契約と専任媒介契約がありますが、専任媒介契約を結ぶとその業者を通じてしか売買ができなくなります。
これは一見便利に思えるかもしれませんが、業者が自己利益を優先し、買い手と売り手の両方から仲介手数料を得ることを目指す可能性があります。
また、契約内容が曖昧な場合、不動産業者の思惑通りに進んでしまうリスクもあります。
これらのリスクを踏まえ、インターネットでの一括査定を利用する際は、情報提供のリスクを十分に理解し、契約内容をしっかり確認することが重要です。
また、査定価格だけでなく、業者の信頼性や契約内容も慎重に見極めることが必要です。
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