· 

地中埋設物について

 地中埋設物についてです。

 以下に要約とそれぞれの問題点を整理します:

 

「地中埋設物の種類と問題点」を

  • 建築廃材

種類:

 コンクリート片、屋根瓦、鉄骨など。

問題点:

 基礎工事に支障をきたし、建物の安定性や構造に悪影響を及ぼす可能性がある。

 また、売却時に発覚した場合、契約不適合責任を負うことになる。

  • 古井戸や浄化槽

種類:

 古井戸、浄化槽などの廃棄物。

問題点:

 埋め戻しが不適切だと地盤沈下や土壌汚染の原因となり、土地の価値を下げる可能性がある。

 お祓いや適切な埋め戻しが行われていないと、後で問題が発生することもある。

  • 基礎杭

種類:

 コンクリート基礎杭など。

問題点:

 基礎杭が地中に残っている場合、撤去には高額な費用がかかるが、通常は深く掘らなければ影響は少ない。

 ただし、売却時には「杭基礎あり」と明記する必要がある。

 

調査方法

  • 地歴調査

概要:

 登記簿や古地図などを利用して、過去の利用状況を調査する。

費用:

 約5万〜10万円。

  • 非破壊検査

概要:

 地中レーダーなどで埋設物の有無を調査する。

費用:

 約10万〜15万円。

  • ボーリングによる調査

概要:

 地面に穴を掘り、地盤の強度や地下水の状態を調査する。

費用:

 約10万〜20万円(詳細な調査で約30万円)。

  • 水道管に関する問題点

引き込み管が他人の家の敷地を通っている

問題点:

 水圧の不安定や漏水による隣人トラブルが発生する可能性がある。

  • そもそも水道の引き込み管がない

問題点:

 水道工事が必要で、工事費用が発生する。

 土地価格から差し引く必要がある。

  • 水道管の口径が13mm

問題点:

 水圧が弱く、現代の使用に適さないため、交換工事が必要になることが多い。

  • 給水管が鉛でできている

問題点:

 鉛製の給水管は健康リスクがあり、交換が推奨される。交換工事が必要になることが多い。

 

 このように、地中埋設物や水道管に関する問題は、土地の価値や利用に大きな影響を及ぼす可能性があるため、売却前にしっかりと調査し、適切な対応を行うことが重要です。