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遊休農地についての基本知識

 遊休農地についての基本知識とその活用方法をまとめた内容です。

 

遊休農地の基礎知識

 

1. 遊休農地とは

  • 定義:

 現在農業が行われていない、または家庭菜園のように小規模にしか利用されていない農地。

  • 法的定義:

 農地法に基づくと、遊休農地は以下の2種類に分かれます。

  • 1号遊休農地:

  現に耕作の目的に供されておらず、今後も耕作されないと見込まれるもの。

  • 2号遊休農地:

  農業上の利用の程度が周辺地域に比べて著しく劣るもの。

 

2. 遊休農地の活用方法

  • 農地として貸し出す:

 「農地バンク」を利用して賃貸する。

  • 農地転用:

 他の用途(住宅地、商業地など)に変更する。

  • 売却:

 土地を売却して収益を得る。

  • 農地として再生:

 再度農地として利用する。

 

3. 活用するメリット

  • 収益の獲得:

 賃貸や売却により収益を得る。

  • 資産価値の向上:

 農地転用によって土地の価値が上昇する可能性がある。

  • 固定資産税の軽減:

 活用により税額が軽減される場合がある。

 

4. 放置するデメリット

  • 固定資産税の増加:

 放置すると税額が約1.8倍になる可能性がある。

  • 環境への影響:

 草木が乱生し、生態系に悪影響を及ぼす。

  • リスクの増大:

 ゴミの不法投棄や火災発生のリスクが高まる。

 

追加情報

  • 遊休農地対策:

 平成25年の法改正により対策が強化され、遊休農地の減少が進んでいますが、さらなる対策が求められています。

  • 遊休農地の調査:

 荒廃農地調査は令和3年度から廃止され、遊休農地調査に統合されました。