立ち退き料の相場や内訳についてです。
一般的に、立ち退き料は物件の用途や種類、立地、契約内容によって大きく異なります。
立ち退き料の相場
- 住宅 (アパート・戸建て): 40万円〜80万円程度
店舗
- コンビニ・ドラッグストア: 7,000万円〜1.5億円
- 診療所・歯医者: 1億円〜2億円
- 小規模物販店舗: 300万円〜600万円
- 飲食店 (1階): 1,000万円〜1.5億円
- 飲食店 (1階以外): 500万円〜1,000万円
- 美容院: 400万円〜500万円
立ち退き料の内訳
移転費用の補償
- 引っ越し費用:
引っ越し代、梱包、運送、保険、分解取付調整、住所変更届など
- 移転先確保のための費用:
不動産会社への仲介手数料、敷金の差額、礼金
- 移転先で増加した賃料差額:
従前の賃料と移転先の賃料の差額
- 利用権の補償 (借家権)
通常、住宅では「移転費用の補償」に含まれることが多いが、住み心地などのあいまいな部分も含まれる。
- 利益の補償 (営業補償)
店舗に特有の補償で、移転によって受ける不利益をカバーするためのもの。
具体的には、休止期間中の収益減少、固定的経費の発生、人件費の負担、得意先喪失などが含まれる。
立ち退きに際しては、建て替えや大規模修繕を検討している場合、立ち退き料の額やその支払い方法について事前にしっかりとした計画を立てることが重要です。
また、適切な額の立ち退き料を算出し、交渉をスムーズに進めるためには、専門家に相談するのが良いでしょう
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