相続税申告を税理士に依頼する際のポイントです。
以下に要点をまとめました。
相続税申告を税理士に依頼する際の選び方の基準
- 相続専門の税理士法人であること
相続業務に特化している税理士法人を選ぶと専門的な知識と経験が期待できます。
相続業務の売上構成比が高い法人や、税理士向けの専門書籍を発行しているかも確認するポイントです。
- 相続税申告の実績と経験が豊富であること
税理士個人の実績が重要です。経験が豊富で年間多くの申告を扱っている税理士に依頼することが望ましいです。
- 担当者が税理士資格を持っていること
実際に担当する人が税理士資格を有していることを確認し、税務署対応の能力があるかもチェックしましょう。
- 税理士報酬の額が適正であること
報酬の相場は遺産総額の0.5%~1%程度です。
基本報酬に加えて、加算報酬やオプション料金も考慮して総額で比較することが大切です。
- 二次相続の提案があること
一次相続だけでなく、二次相続も考慮した提案ができる税理士を選ぶことで、長期的な税務対策が可能です。
- 税務調査率が低いこと
税務調査率が低い税理士を選ぶことで、税務調査のリスクを減らすことができます。
書面添付制度の適用があると有利です。
- アフターサービスが充実していること
相続税申告後も長期的にサポートを受けられる税理士に依頼することで、相続後の問題にも対応できます。
税理士報酬の相場
遺産総額に応じた基本報酬は以下の通りです(※遺産総額は評価の基準によって異なる場合があります):
- ~5,000万: 18万~25万
- 5,000万~7,000万: 28万~40万
- 7,000万~1億: 38万~45万
- 1億~1億5,000万: 53万~60万
- 1億5,000万~2億: 60万~80万
- 2億~3億: 80万~105万
- 3億~5億: 100万~200万
- 5億~: 別途見積もり
加算報酬やオプション報酬もあるため、総額で比較することが重要です。
「自分で申告する場合のメリット・デメリット」
メリット
- 税理士報酬がかからない。
デメリット
- 過大または過少申告のリスク。
- 時間と労力がかかる。
「税理士に依頼する場合のメリット・デメリット」
メリット
- 正確な申告ができる。
- 税務調査に対する対応が整っている。
- 手間がかからない。
デメリット
- 税理士報酬が必要。
- 税理士に依頼することで、申告の正確性やアフターサービスを含めたサポートが得られるため、多くの場合、税理士に依頼するのが無難です。
コメントをお書きください