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相続税の申告を自分で行う場合の手順やメリット

 相続税の申告を自分で行う場合の手順やメリット・デメリットについてです。

 自分で行うか、税理士に依頼するかを判断する際の参考にしてください。

 

自分で申告する手順

  • 税務署での確認:

 申告に必要な書類や手続きを確認し、国税庁のウェブサイトやパンフレットを参考にする。

  • 必要書類の準備:

 戸籍謄本、残高証明、不動産の評価資料などを揃える。

  • 相続財産の評価:

 財産評価基本通達を基に評価を行う。

  • 遺産分割協議と申告書の作成:

 遺産分割協議書を作成し、相続税申告書を準備する。

  • 税務署への提出と納税:

 申告書を提出し、納税を行う。

 

自分で申告するメリット

  • 税理士報酬が不要:

 数十万円以上かかることが一般的な税理士報酬が不要になる。

 

自分で申告するデメリット

  • 相続税を過大に申告するリスク:

 減額ポイントを見逃すことがある。

  • 時間と手間がかかる:

 資料収集や評価に時間を要し、平日の業務が難しい場合もある。

  • 税務調査のリスク:

 自分で作成した申告書は、税務調査の対象になる可能性が高い。

  • 過少申告のペナルティ:

 自分で申告した場合、過少申告加算税や重加算税がかかる可能性がある。

 

税理士に依頼すべきケース

  • 相続人が複数人いる場合
  • 相続税が発生する場合
  • 名義預金や生前贈与がある場合
  • 相続人間で争いが予想される場合
  • 相続税に関する基礎知識がない場合
  • 平日昼間に時間が取れない場合

 自分で行うか税理士に依頼するかの選択は、相続税の額や相続人間の関係、あなたの時間の使い方などを考慮して決めると良いでしょう。

 もし不安や疑問がある場合は、税理士に相談するのも一つの手です。