オーダーメードの感覚で資産価値を高める
「コンセプト作りのポイント」
間取り、家賃、設備の3点を中心にコンセプトを考える。
賃貸住宅を探す人の条件は、以下の順序で重視される。
- 家賃
- 間取り
- 設備
- 駅
- 周辺環境
1. 競合しない間取りの選択
ニーズがあるが少ない間取りを選択することで、成功の可能性を高める。
- 入居者ニーズに合わせて「1人、夫婦、子供がいても住める間取り」にすることが重要。
- 現在の主流は30㎡以上のワンルームや45㎡の1LDK、70㎡以下の2LDK。
2. 最初に家賃を想定する
地域の家賃相場を考慮しつつ、設備仕様が良い物件を作成することで、入居者の選択肢を増やす。
コンセプト作りの段階で、賃貸管理会社の意見を反映させることが大切。
3. 入居の時期にはこだわる
- 入居が必要な時期は1月から3月で、入学や入社のタイミングを意識。
- 早めに家賃や共益費、入居条件を決め、募集管理会社を選定することが必要。
4. 絶対はずせない設備・仕様
必要な設備:
- エアコン、追い焚き機能付きバス、TVドアホン、ピッキング対応キー、広い収納
できればつけたい設備:
- シャンプードレッサー、ウォシュレット、システムキッチン、オートロック、宅配ボックス
5. 特にアピールできるウリを決める
差別化ポイント:
- IHクッキングヒーター、食器洗浄機、浴室換気暖房乾燥機
理想的な設備:
- オール電化、床暖房、ペット共生型、強化ガラス
- 分譲マンションにも劣らないグレード
現在、賃貸住宅は「借りる」から「選ぶ」時代に変化。
- 賃貸住宅の質を向上させるため、分譲マンションと同等のグレードが求められる。
オーダーメードの醍醐味
- 個性的な住宅の重要性:
既製品ではなくオリジナリティを持つ賃貸住宅が、入居者に魅力を感じさせる。
手間はかかるが、差別化された賃貸住宅は入居者にとって温もりのある居住空間になる。
収支バランスの重要性
建築コストは収支のバランスを考慮しつつ、オーダーメードを目指す。
全てを高級にするのではなく、重要なポイントにフォーカスを当てることが大切。
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