評価倍率表の見方について、実例付きでわかりやすくご説明します。
■ 評価倍率表とは?
評価倍率表は、国税庁が毎年公表している資料で、路線価が設定されていない地域の土地や建物などの評価に使用する倍率(×〇〇倍)を一覧で示したものです。
倍率方式を用いる「倍率地域」の評価に必須です。
■ 評価倍率表の構成
評価倍率表は都道府県ごとに用意され、市区町村単位で次のような項目が記載されています。
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地番の例 |
用途 |
地目 |
評価倍率または 評価方法の表示 |
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○○市○○町△△番地 |
宅地 |
宅地 |
1.1 |
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○○市□□町▲▲番地 |
田 |
農地 |
比準 |
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○○市××町◇◇番地 |
換地処分前 |
宅地 |
個別 |
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○○市町◎◎番地 |
店舗・住宅併用 |
宅地 |
路線 |
※実際には「字名(あざめい)」や「大字(おおあざ)」など細かい地番表示がされます。
■ 評価倍率表の見方と意味
【1】数値が書かれている場合(例:1.1)
→ この地番は「倍率地域」です。
土地の固定資産税評価額に1.1倍をかけた金額が、相続税・贈与税の評価額になります。
例:
固定資産税評価額:1,000,000円
倍率:1.1
相続税評価額:1,000,000円 × 1.1 = 1,100,000円
【2】「路線」と記載
→ 路線価が設定されている地域(路線価地域)です。
この場合は倍率方式ではなく、路線価方式(1㎡あたりの路線価×補正率×面積)で評価します。
【3】「比準」と記載
→ 近くに路線価がある場合に、その類似地の路線価を参考にして評価します。
主に農地や山林に見られます。
【4】「個別」と記載
→ 個別事情により、国税庁や税務署が個別に評価する土地。
主に土地区画整理地(換地処分前など)に該当し、「個別評価申出書」を税務署に提出することで評価してもらいます。
■ 評価倍率表の入手方法
国税庁ホームページへアクセス
「財産評価基準書」→「該当年度」→「該当都道府県」→「市区町村名」へ進む
「評価倍率表(土地)」または「評価倍率表(建物・構築物)」を選ぶ
PDF形式で公開されており、無料で閲覧・印刷可能
■ 補足:建物や構築物の倍率
評価倍率表には土地の他にも「家屋(建物)」や「構築物(擁壁・門・看板など)」の倍率もあります。
建物の場合も、固定資産税評価額×倍率で相続税評価を出します。

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