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風致地区(ふうちちく)

「風致地区(ふうちちく)」とは、都市の中に残された水や緑などの自然環境を守るために定められる特別な地区です。

 風致とは「趣(おもむき)」「景観の美しさ」を意味し、この“風致”を損なわないよう、建物の建て方や土地の使い方に厳しい制限が課されます。

 

 ■ ポイントで覚える「風致地区」

区分

内容

目的

都市の中の自然環境(緑・水・景観)を守る

根拠法

都市計画法 第58条

制限内容(例)

建ぺい率、建物高さ、壁面後退、色彩、

伐採の制限など

対象区域

都市計画区域内で、自治体が条例で指定(例:千里山、明治神宮外苑)

 届出・許可が必要な行為

建物の新築・増改築、土地の造成・伐採など

地価・街並みへの影響

景観が保たれやすく、結果的に高級住宅街化することも多い

 

 

 ■ 「自然公園」との違いは?

区分

風致地区

自然公園

対象

都市の中の自然

都市の外の大自然(山・湖・海など)

制定

都道府県・市町村

国や都道府県(自然公園法)

主な制限

建築物、造成、伐採、景観など

立入・開発制限、観光利用の制御など

 

 

■ 注意点(実務で大事)

  • 建てられない建物もある(例:高さ制限、建ぺい率制限)
  • 届出や許可が必要(自治体ごとに違う)
  • 資産価値に影響(一定の制限がある一方で、景観価値や希少性は高まる)

 簡単に言えば、
「風致地区」は、“都市の自然”を守るために、街並みと景観を厳しく守るエリア…だから、「静かで、広くて、緑がある」街になることが多い!