家族で「もめない相続」を実現するには?いま不動産をどうするかがカギ!
「相続のとき、何も問題がないようにしておいてほしい」
「子どもたちが仲良く、円満に相続を終えてくれたら」
そんな願いを持つ方は多いと思います。
でも、現実はなかなかそううまくはいかないものです。
「先祖代々の土地だから」「今はまだ元気で困っていないから」と、不動産をそのままにしていませんか?
もしそうだとしたら、今のままでは“争族”が起きてしまう可能性があるかもしれません。
「不動産の適切な売却タイミングが、トラブルを避けるカギになる」と言われます。
- なぜ不動産がトラブルの原因になるの?
相続でもめやすい理由の多くは、「不公平」と「共有」。現金なら等分できますが、不動産は「平等に分ける」のが難しいのです。
たとえば、こんなケースは要注意:
- 子どもは2人だが、収益マンションは1棟のみ
- 収益性が違う(自宅とアパート)
- 時価が大きく異なる(1億円と2億円など)
- 修繕や管理に差が出る物件を抱えている
これらは、不満や不信感、そして「話し合いの泥沼化」につながる原因になります。
「うちは兄弟仲がいいから大丈夫」—本当にそう?
親御さんによくあるのが、「子ども同士仲がいいから問題ないだろう」という“希望的観測”。
でも、たとえば収益マンションを兄弟で共有名義にした場合、次第に意見のズレや経済力の差が出てきます。
- 修繕する?売却する?放置する?
- 空室が出たら賃料を下げる?粘る?
- 自分の生活費が足りないから早く現金化したい…
こうした対立が、兄弟間の溝を生むきっかけになってしまうのです。
- 「遺言書があるから安心」も油断禁物
もちろん、遺言書は重要です。
でも、それだけで万全とは限りません。
たとえば内容に不満がある相続人がいれば、話し合い(遺産分割協議)をやり直すことも。
その間、不動産は共有状態のまま。売却も納税もできず、さらにトラブルが拡大するケースもあります。
しかも、相続税の優遇措置は期限付き。のんびりしていると、優遇が受けられず、高額な税金を払う羽目になることも…。
- 子どもに「あとで話し合って」と丸投げしない
「自分がいなくなったあとに、子どもたちで決めればいい」と考える方も多いですが、それは争いの火種を先送りしているだけかもしれません。
長男は「持ち続けたい」、次男は「売って現金にしたい」。
そんなときはどうするのでしょう?
たとえば、長男が相続して、次男に現金で代償する「代償分割」という方法もありますが、それにはまとまった現金が必要です。
なければ分割払いに…すると今度は“兄弟”が“債権者と債務者”の関係になってしまい、関係がギクシャクする可能性もあります。
- 「今」売るという選択肢もある
だからこそ大事なのは、相続前の「資産の組み換え」です。一部の不動産を売却し、そのお金で他の資産を取得したり、現金で分けやすくしておくこと。
この方法なら、「兄弟でもめない状態」をあらかじめ作ることができます。
大切な家族が、相続で争うことなく、新しい人生を歩んでいけるように。
相続対策の第一歩は、「まだ元気なうちに、話し合っておくこと」。
そして、「不動産をどうするか?」を家族と一緒に考えることです。

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