認知症になりにくい生活習慣とは?
〜いまから始める、脳を守る習慣づくり〜
「最近、物忘れが増えてきた気がする」「将来、認知症になるんじゃないかと不安になる」そんな悩みや不安を抱えている人は少なくないのではないでしょうか。
実は、認知症のうち最も多い「アルツハイマー型認知症」は、生活習慣や環境によって発症リスクを下げられることがわかってきています。
つまり、「なってから考える」のではなく、「なる前に整える」が何より大切。
そこで今回は、認知症予防に効果的な生活習慣と、脳機能を鍛える具体的な方法をご紹介します。
◆ 脳を守る5つの生活習慣
まずは、日々の暮らしの中で意識しておきたい「認知症になりにくい生活習慣」を5つの分野で整理します。
1.食習慣
- 緑黄色野菜や果物で抗酸化物質(ビタミンC・E・βカロテン)をしっかり摂る
- 青魚に多く含まれるDHA・EPAを意識的に摂取
- 赤ワインに含まれるポリフェノールも脳に良いとされる
2.運動習慣
- 週3日以上の有酸素運動(ウォーキング・軽い体操など)
- 血流改善は脳の活性化にも直結
3.対人接触
- 人とよく話す・付き合う
- コミュニケーションは「言葉」と「感情」を同時に使う脳トレーニング
4.知的行動習慣
- 本を読む・日記を書く・囲碁や将棋などのゲームを楽しむ
- 博物館・美術館などへの外出もおすすめ
5.睡眠習慣
- 昼寝は30分以内にとどめる(夜の睡眠に影響しないように)
- 起床後2時間以内に太陽の光を浴びることで、体内時計と脳の覚醒が整う
◆ 認知症の“入り口”で落ちやすい3つの能力とは?
認知症の前段階である「MCI(軽度認知障害)」の時点で、以下の3つの脳機能が落ちやすいことがわかっています。
脳の機能
内容
鍛え方の例
- エピソード記憶
自分が体験した出来事を思い出す力
2日遅れの日記を書く・レシートを見ずに家計簿をつける
- 注意分割機能
複数のことを同時にこなす力
料理を複数同時に作る
相手の表情を読みながら会話する
- 計画力
新しいことを段取りよく進める力
旅行の計画を立てる
囲碁・将棋・マージャンなどをする
これらの機能は、「意識的に使う」ことで維持・向上が可能です。
◆ 早期発見がカギになる理由
どんなに健康に気を付けていても、年齢とともに脳機能の衰えは誰にでも起こります。
しかし、早い段階で変化に気づくことができれば、認知症の進行を遅らせることが可能です。
例えば、無料の「認知機能チェックテスト(約5分)」などを定期的に活用することで、自分の状態を客観的に確認できます。
また、専門のクリニックや「認トレ(認知症予防トレーニング)」教室に参加して、専門家のアドバイスを受けながら進めるのもおすすめです。
◆ 予防は“本人の幸せ”だけでなく“家族の安心”にもつながる
認知症は、本人だけでなく家族にも大きな影響を与える病気です。
だからこそ、本人が元気なうちに「できること・やっておくべきこと」を始めておくことが、将来への最大の備えになります。
もしMCI(軽度認知障害)の段階で見つかれば、
- 自分の意思で生活環境を整えられる
- 介護・財産管理などの準備ができる
- 家族もゆとりを持って向き合える
という大きなメリットがあります。
まとめ|“脳にいい習慣”は、今日から始められる
認知症は、予防・早期発見・対策によって「遠ざけることができる時代」になっています。
小さな工夫や習慣の積み重ねが、将来の自分と家族の安心をつくります。
今のうちから、「脳にやさしい暮らし」をはじめてみませんか?

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