· 

不動産業界の隠語「借入アップ年収増加法」とは?

 不動産業界の隠語「借入アップ年収増加法」とは?

 

 「借入アップ年収増加法」とは、住宅ローンや投資用ローンを組む際、見かけ上の年収や返済能力を高く見せることで、借入可能額を引き上げる方法を指す業界隠語です。

 もちろん、銀行審査において虚偽の申告や書類改ざんは違法です。

 しかし、合法的な範囲でも「収入の見せ方」を工夫すれば、借入可能額が増えることがあります。

 例えば、副業収入の申告や、確定申告書の記載方法、家計の支出削減による返済比率改善などです。

 

合法的な年収アップの見せ方例

  • 副業収入や家賃収入を正しく計上 確定申告済みの副業や不動産収入は年収に加算可能。
  • 賞与や手当を含めた総支給額で提示 月収×12だけでなく、年収総額を明記。
  • 夫婦合算・親子リレー返済 収入合算で借入額を大きくする。
  • 法人役員報酬の調整 個人への役員報酬を増額し、前年の年収を高く見せる。

実例:年収420万円→530万円扱いで借入額UP

人物

35歳会社員(営業職)

本業年収:420万円

副業:ネットショップ運営(年80万円利益、確定申告済み)

 

会話例(銀行ローン相談)

B(借主):「この年収だと借入はどのくらいまで可能ですか?」

F(銀行担当):「420万円の場合、返済比率35%で約3,000万円です」

B:「実は副業で年80万円の収入があり、確定申告もしています」

F:「その場合、総年収500万円として試算できますね」

B:「では、その額で審査をお願いします」(結果、借入可能額が約3,500万円にアップ)

 

注意すべきグレーな方法

 業界内では、かつて以下のような違法・不適切な方法もありましたが、現在はリスクが非常に高いです。

 

  • 架空のアルバイト収入を計上
  • 直前に法人役員報酬を急増させる(実態なし)
  • 他社の源泉徴収票を偽造

 これらは金融機関に発覚すれば審査落ち・信用情報ブラック化・刑事罰の可能性があります。

 

この方法のメリットとデメリット

メリット

  • 借入額が増え、希望の物件を購入できる可能性が高まる
  • 合法的な場合、税務上も透明性が保たれる
  • 返済比率を維持しつつ、融資枠を最大化できる

デメリット

  • 無理な借入は返済負担増・生活圧迫のリスク
  • グレーゾーンの方法は法的リスク大
  • 年収の上下動がある場合、将来返済計画が崩れる可能性

まとめ

 「借入アップ年収増加法」は、正しい収入申告や家計構成の工夫によって、借入可能額を引き上げる戦術です。

 重要なのは、「合法的かつ持続可能」な方法で行うこと。

 一時的な数字合わせで借入枠を増やすと、将来の返済リスクが高まります。

 もし使うなら、税理士やFP、不動産ローンに詳しい専門家と一緒に計画を立てるのが安全です。