· 

不動産業界の隠語「捨て看集客法」とは?

 不動産業界の隠語「捨て看集客法」とは?

 

 「捨て看集客法」とは、街中や道路沿いに設置する小型の簡易看板(通称:捨て看)を使って、低コストかつ即効性のある集客を狙う手法を指す業界隠語です。

 捨て看は、木枠やプラスチック板に物件情報やイベント案内を書き、電柱やフェンス、空き地の角など目立つ場所に設置する簡易広告。

 新聞折込やネット広告に比べて制作費が安く、地域密着型の集客に強いのが特徴です。

 本来、道路法や屋外広告物条例で設置場所や期間に制限があるため、違反設置は撤去や罰則の対象となります。

 しかし、短期イベントやオープンハウス告知などで、ルールを守りながら上手く使えば、非常に効果的です。

 

捨て看の強み

  • 地域内での即効性 近隣住民や通行者に直接訴求できる。
  • 低コスト 材料費・制作費が数千円〜で済む。
  • 現地誘導に強い 矢印付き看板で現場まで誘導可能。

実例:オープンハウスでの集客成功例

案件

山形市郊外・築5年戸建ての販売

広告予算:3万円

戦略

  • メイン道路から現地までの間に計12枚の捨て看を設置
  • 内容は「今週末オープンハウス」「11:00〜16:00」「現地→」
  • 色は黄色背景に黒文字で視認性を高める

会話例(現地での来場者)

来場者(B):「たまたま通りがかったら看板があって、近くだったので来てみました」

営業(S):「ありがとうございます。

 実は今日の来場者の半分は看板を見て来られた方なんですよ」

B:「ネット広告よりも見つけやすかったです」(実際、この日の来場者20組のうち9組が捨て看経由)

 

この方法のポイント

  • 視認性重視のデザイン

 背景は黄色や赤、文字は黒や白などコントラストを強くする。

  • 矢印や距離表示で誘導

 例:「現地まで200m→」

  • 設置位置は目線の高さ

 車運転中や徒歩でも見やすい位置に。

  • 期間を限定する

 条例での許可期間やイベント日程に合わせて撤去。

 

メリットとデメリット

メリット

  • 低予算で効果が出やすい
  • ネット非利用層(高齢者など)にも届く
  • 現地イベントと相性が良い

デメリット

  • 設置場所や期間に法的制限がある
  • 風雨で劣化しやすい
  • デザインが悪いと効果半減

まとめ

 捨て看集客法は、「ここでやってる」を街中で直接知らせるローカル広告戦術です。

 今や集客の中心はネット広告ですが、現地誘導や地域密着の認知拡大では、捨て看の即効性は侮れません。

 ただし、設置ルールを守り、短期・高視認性・明確な案内を徹底することが成功のカギです。