空き家は、多くの場合「思い出の詰まった実家」です。
家そのものにも、家具や家財にも記憶が残っているため、片付けが進まないという声は少なくありません。
しかし
・売却する場合
・賃貸に出す場合
・今後も保有する場合
いずれにしても、不用品の整理は最初の一歩です。
ここでは、空き家放置のリスクと、不用品処理の具体的方法を整理します。
■ 空き家を放置すると起きる問題
・建物は使わないと急速に老朽化
・換気不足により湿気・カビ発生
・害虫の繁殖
・野良猫やタヌキの住み着き
・糞尿被害・悪臭
・庭の荒廃・雑草繁茂
さらに深刻なリスク
・不審者侵入
・放火
・倒壊
・外壁や屋根材の飛散
・近隣住宅への損害
平成27年施行の「空き家対策特別措置法」により
・危険空き家は「特定空き家」に指定
・行政指導・命令
・固定資産税の軽減除外
・最大6倍の税負担
放置は
・資産価値低下
・税負担増
・近隣トラブル
を招きます。
その第一歩が「不用品処理」です。
■ 不用品処理の方法は大きく2つ
① 自分で行う
② 業者に依頼する
■ 費用を抑えたいなら自分で処理
まず行うこと
・全体清掃
・保管すべき書類の選別
・残すものと処分品の分別
・使えるものと使えないものの仕分け
● 使えるものの活用方法
・リサイクルショップ
・フリマアプリ
・寄付
● 家電4品目の注意
テレビ
冷蔵庫
洗濯機
エアコン
これらは家電リサイクル法対象
処分方法
・家電量販店に依頼
リサイクル料1,500~4,000円
運搬費2,500~3,000円前後
・指定引取場所へ自己搬入
リサイクル料のみ
● それ以外の粗大ごみ
自治体回収を利用
・手数料シール購入
・指定日時に搬出
目安
大型家具 1,000~1,800円
小型家具 300~700円
● 小型家電リサイクル
回収ボックスを利用可能
自治体ごとにルールが異なるため要確認
■ 自分でやる際の注意点
・遠方の場合は時間的負担大
・建物劣化が激しいと事故リスク
・床抜け・天井崩落の可能性
無理は禁物です。
■ 面倒なら業者に依頼
● 不用品回収業者
・仕分け
・搬出
・買取
・処分
● リサイクル業者
・家財買取中心
・処分は有料
● 生前整理・遺品整理業者
・残すものの丁寧な仕分け
・思い出品整理
・清掃まで対応
費用は高め
● 空き家専門片付け業者
・仕分け
・搬出
・回収
・簡易清掃
・庭整理
・売却相談まで対応する場合も
■ 費用目安
1R 3万~8万円
2LDK 12万~30万円
3LDK 17万~50万円
金額差が大きい理由
・荷物量
・立地
・階数
・作業人数
・サービス内容
複数社見積もりが必須です。
■ 判断のポイント
・時間をかけられるか
・感情整理が必要か
・遠方か
・売却予定があるか
・建物の傷み具合
■ まとめ
・放置は資産価値と税負担を悪化させる
・第一歩は不用品整理
・費用重視なら自力処理
・負担が大きければ専門業者
・必ず複数見積
空き家整理は「物の整理」だけでなく「気持ちの整理」でもあります。
焦らず、しかし先送りせず、現実的な方法を選ぶことが重要です。

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