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 山形市で墓じまいを考えたら  改葬の手続きと進め方を早めに整理しておきたい理由

 

 山形市で墓じまいを考えたら

 改葬の手続きと進め方を早めに整理しておきたい理由

 

 最近は、相続の話し合いの中で「実家」だけでなく「お墓をどうするか」まで一緒に考えるご家庭が増えてきました。

 鎌倉新書が2026年3月17日に公表した調査でも、墓じまいを検討した理由は「お墓が遠方にある」が52.0%、「お墓の継承者がいない」が44.1%で上位を占めています。

 山形でも、親世代は地元、子世代は仙台圏や首都圏という家族構成が珍しくなく、この問題はかなり現実的です。 

 

・「まだ動かなくても何とかなる」と思っていても、お墓の管理は年々負担になりやすいものです。

 お参りの移動、墓地清掃、法要の段取り、寺院や霊園とのやりとりなど、元気なうちは何とか続けられても、年齢とともに難しくなることがあります。

 だからこそ、墓じまいは縁を切る話ではなく、これからの家族に合う供養の形を考え直す作業として、一度検討してみる意味があります。

 調査でも、改葬先として永代供養の合祀・合葬墓が43.2%で最多となり、樹木葬24.1%、納骨堂13.3%と、継承者を必要としない供養が主流になりつつあります。 

 

 まず山形市では「改葬許可」が必要になります

・山形市で今あるお墓から遺骨を別の墓地や納骨堂へ移す場合、基本になるのが改葬許可申請です。

 山形市の公式案内では、改葬とは、埋葬した遺体や収蔵した焼骨を、別の墓地や納骨堂へ移すことと説明されています。

 つまり、墓石を撤去するだけでは終わらず、遺骨の移転先を決めて、許可を受けて進めるのが基本の流れです。 

 

・山形市の案内では、申請に必要な内容として、死亡者の本籍・住所・氏名・性別、死亡年月日、埋葬または火葬の場所と年月日、改葬の理由、改葬先、申請者の住所氏名や続柄などが挙げられています。

 昔のお墓の場合、古い過去帳や墓地台帳をたどらないと分からないこともあるため、手続きを始める前に情報を集めておくやり方が現実的です。

 

 実際の進め方は「改葬先を先に決める」と動きやすいです

・実務では、先に墓石店や解体費の話から入りたくなることがありますが、順番としては改葬先を先に決めるほうが進めやすいことが多いようです。

 山形市の記入例でも、申請書には改葬先の寺院や墓地等の住所・名称を記載する形になっています。

 つまり、移転先が決まっていないと、申請書が埋めにくいのです。 

このため、

・永代供養墓にするのか

・樹木葬にするのか

・納骨堂にするのか

・親族の別のお墓に移すのか

 まずこの方向性を家族で話し合ってみる方法があります。

 調査でも、実際に大変だったことの上位は「遺骨の引っ越し先選び」38.8%、「役所の手続き」32.3%でした。

 逆に言えば、改葬先が固まると全体がかなり見えやすくなるともいえます。 

 

 山形市の手続きでは、墓地使用者との関係に注意したいところです

・山形市の案内では、申請書は窓口提出でも郵送提出でも可能です。

 郵送の場合は、切手を貼った返信用封筒の同封が必要とされています。

 遠方在住の相続人にとっては、これはかなり助かるポイントです。 

 

・ただし、注意したいのは墓地使用者本人が申請するのかどうかです。

 山形市では、申請者の「墓地使用者との関係」が本人でない場合、使用者からの承諾書が必要と案内されています。

 相続では「実際に手続きを進める人」と「名義上の使用者」がズレていることがよくあるため、ここは早めに確認しておくと手戻りを減らしやすいようです。 

 

・また、改葬者が複数いる場合にも注意が必要です。

 山形市の案内では、2名の場合は1名につき1通の申請書が必要で、3名以上の場合は別紙の記載が必要とされています。

 先祖代々のお墓では改葬対象者が複数になることも多いため、誰の遺骨を移すのかを整理してから申請書を作るほうが進めやすいでしょう。

 

 費用は「解体」だけでなく「移転先込み」で見たほうが実態に合います

・墓じまいで悩みやすいのは費用です。

 2026年の調査では、実施費用は「31万円~70万円」が31.3%で最も多く、「30万円以下」16.8%を合わせると、約半数が70万円以下で終えています。

 一方で、151万円以上かかった人も14.0%いて、かなり幅があります。

 

 この差は、墓石の解体撤去費だけでなく、改葬先の費用によっても大きく変わります。ですから、山形市で墓じまいを考えるときも、

・既存墓所の解体撤去

・閉眼供養など宗教的対応

・改葬許可申請

・遺骨の搬送

・新しい納骨先の費用

 この全体で考えてみる方法が合っています。実際、墓じまいをやめた理由の最多は「解体費用が高すぎた」22.2%で、「親戚から理解を得られなかった」「手続きがめんどうだった」も18.9%ずつありました。

 費用と親族調整は、最初から織り込んでおくほうが現実的です。 

 

まとめ

山形市で墓じまいを考える場合は、

・まず改葬先の方向性を決める

・改葬対象者を整理する

・墓地使用者との関係を確認する

・山形市へ改葬許可申請を出す

・許可証を受けてから撤去や納骨を進める

という順番で考えてみると、全体が整理しやすくなります。

 山形市では改葬許可申請は市民課の業務として案内されています。 

 

・お墓のことは感情も絡むため、すぐに結論を出しにくいものです。

 けれども、遠方管理や継承者不在が見えているなら、こういう進め方もあるので、一度家族で検討してみるのは十分意味があります。

 先送りすると、費用も調整も書類確認も難しくなりやすいので、まずは現状整理から始めてみてください。