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保証人がいないと賃貸は借りられない?一人暮らし・高齢者・県外転居でも考えたい入居の進め方

 保証人がいないと賃貸は借りられない?

 一人暮らし・高齢者・県外転居でも考えたい入居の進め方

 

 部屋を借りようとしたとき、意外と大きな壁になりやすいのが、「保証人がいない」という問題です。

 進学や就職で初めて一人暮らしをする人

 親が高齢で頼みにくい人。

 親族と距離がある人。

 高齢になって住み替えを考える人。

 こうした方にとって、保証人の問題はかなり現実的です。

 

 昔は、賃貸を借りるなら「親や親族に保証人を頼む」のが当たり前のように考えられていました。

 そのため、保証人がいないと「そもそも部屋を借りられないのでは」と不安になる方も少なくありません。

 でも実際には、今は保証人がいないと絶対に借りられないというわけではありません。

 ただし、何も準備しなくてよいという意味でもありません

 保証人がいない場合には、代わりにどういう形で信用を補うのかを考える必要があります。

 

 実例 県外へ出る子どもの部屋探しで止まりかけたケース

 たとえば、山形から仙台や東京へ進学・就職で出るお子さんがいたとします。

 家賃や場所はある程度決まり、内見も済みました

 ところが申込の段階で、「連帯保証人が必要です」と言われて止まってしまいました。

 親としては保証人になるつもりでも、年齢や収入の関係で条件に合わないことがあります。

 また、遠い親族に頼むのは気が引ける、ということもあります。

 こうしたときに、「やはり保証人がいないと無理なのか」と感じる方は多いです。

 でも実際には、保証会社の利用を前提に進められる物件も多く、保証人なしで契約できる場合もあります。

 つまり、保証人がいない=すぐ断念ではなく、どういう条件なら契約できるかを見直すことが大切なのです。

 

「保証人が必要」と言われる理由

 そもそも、なぜ保証人が求められるのでしょうか。

 理由はシンプルで、貸主としては家賃が払われないリスクや退去時に連絡が取れなくなる不安を減らしたいからです。

 賃貸は、単に部屋を貸して終わりではありません。

 毎月の家賃、設備の不具合、契約更新、退去時の精算など、関係は続いていきます。

 そのため、貸主や管理側は「この人に貸して大丈夫か」を見ます。

 つまり、保証人の問題は、人柄の問題というより、貸主側が安心できる条件をどう整えるかの問題です。

 この見方をすると、少し整理しやすくなります。

 

 今は「保証会社」を使う形がかなり一般的です

 最近の賃貸では、保証人だけに頼るのではなく、保証会社を使う形がかなり増えています。

 これは、借主が保証会社に保証料を支払い、その会社が家賃などの支払いを保証する仕組みです。

 そのため、物件によっては「保証人不要、ただし保証会社利用必須」という条件になっていることがあります。

 つまり、保証人がいないから即だめ、ではなく、保証会社を使えば進められるケースが多いのです。

 ただし、ここで注意したいのは、保証会社を使えば何でも通るという話ではないことです。

 家賃とのバランス、収入状況、申込内容などを見られるため、保証人が不要でも審査があることは意識しておいたほうがよいです。

 

「保証人なしで借りられる部屋」と「借りにくい部屋」がある

 賃貸では、どの物件でも同じ条件というわけではありません。

 中には保証会社前提で進めやすい物件もあれば、なお連帯保証人を重く見る物件もあります。

 つまり、保証人がいない自分が悪いと考えるより、その条件に合う物件を選べているかを見るほうが前向きです。

 たとえば、管理がしっかりしている物件保証会社利用を前提にしている物件単身者や転勤者の入居が多い物件などは、比較的進めやすいことがあります。

 反対に、貸主の意向が強く、親族保証を重く見る場合は、保証人なしでは進みにくいこともあります。

 ですから、部屋探しでは家賃や場所だけでなく、契約条件もセットで見ることが大切です。

 

 高齢者の住み替えでは、より不安が出やすい

 保証人の問題は、若い人だけではありません。

 高齢になってから賃貸へ住み替えようとすると、

「年齢で断られるのでは」

「保証人が頼みにくい」

「子どもが遠方で動きにくい」

 といった不安が出やすくなります。

 

 ここで大切なのは、最初からあきらめないことです。

 たしかに高齢者の賃貸は簡単とは言えない面もありますが、物件や進め方によっては十分可能性があります。

 その場合もやはり、保証人がいないならどう補うか、緊急連絡先はどうするか、支払い能力をどう見てもらうか、を整理しておくことがポイントになります

 単に「借りたい」だけでなく、貸主が不安に思う点を先回りして整えるほうが話は進みやすくなります。

 

 保証人を頼む場合も、軽く考えないほうがよい

 一方で、保証人を立てられる場合でも、「とりあえず親族に名前を書いてもらえばいい」と軽く考えないほうがよいです。

 保証人になる人にとっては、それなりの責任が伴います。

 そのため、頼む側も、どの物件か家賃はいくらかどこまで責任があるのかをきちんと説明しておくほうがよいです。

 何となくお願いして、後でトラブルになるより、最初に話をして理解を得ておいたほうが、借りる側にとっても安心です。

 

 大切なのは「借りられるか」より「無理なく続けられるか」

 保証人の話になると、つい「契約できるかどうか」だけに意識が向きがちです。

 でも本当に大事なのは、その後も無理なく住み続けられるかです。

 保証会社の費用、家賃、更新費用、引っ越し後の生活費などまで考えると、「借りられる部屋」と「無理なく住める部屋」は同じとは限りません。

 ですから、保証人問題を考えるときも、ただ入口を通ることだけでなく、その後の生活まで見て選ぶことが大切です。

 焦って決めるより、条件を整理しながら進めたほうが、結果的に落ち着きやすいです。

 

まとめ

 保証人がいないと賃貸を借りられないのか、と聞かれたら、必ずしもそうではないというのが今の現実です。

 ただし、何もしなくてよいわけではなく、保証会社の利用物件選び緊急連絡先や支払い条件の整理などで、貸主側の不安をどう減らすかが大切になります。

 特に、一人暮らしを始める若い人、親族に頼みにくい人、高齢で住み替えを考える人、にとっては、この問題はとても現実的です。

 でも、保証人がいないから無理だと最初から思い込まなくても大丈夫です。

 大事なのは、保証人がいないことそのものより、その代わりに何を整えるかです。

 そこを考えて進めるだけでも、賃貸探しはかなり現実的になります。

 不安があるときほど、「借りられる部屋があるか」ではなく、「どうすれば借りやすくなるか」で見ていくと、道が開けやすくなると思います。