山形市の相続問題:
相続登記を放置すると売却も担保設定もできない
相続で不動産を引き継いだとき、「相続税がかからないから後でいいや」と登記を先延ばしにしてしまう人は少なくありません。
しかし相続登記を放置すると、売却や担保設定ができなくなり、結果的に大きな不利益を被ることになります。
山形市でも「気づいたら何十年も放置していた」というケースが頻発しています。
Dさんのケース:
売ろうと思ったら登記が未了だった
山形市に住むDさんは、父親から自宅と土地を相続しました。
父親の死後もそのまま住み続けていたため、特に不便は感じず登記もしないまま年月が経過。
ところが、住宅ローンの借換えをしようと銀行に相談したところ、
「名義が亡くなったお父様のままでは担保にできません」
と言われ、大慌て。
さらに売却の話が持ち上がった際も、相続登記がされていないことが大きな障害となりました。
結局、兄弟姉妹に協力してもらい相続登記を進めることになったのですが、全員の印鑑証明を集めるのに時間がかかり、売却のチャンスを逃してしまいました。
相続登記を放置するリスク
- 売却できない
名義が被相続人(亡くなった人)のままでは、買主に所有権を移せない。
- 担保にできない
金融機関は登記が自分名義でなければ融資を認めない。
- 次の相続でさらに複雑化
放置中に別の相続が発生すると、相続人が雪だるま式に増える。
- 義務化による罰則
2024年4月から相続登記は義務化され、3年以内に登記しないと過料(罰金)の可能性がある。
山形市でよくあるパターン
- 農地や山林の放置
「価値がないから」と放置され、世代をまたいで二重相続になる。
- 郊外の空き家
誰も住まずに放置され、売却しようとした時点で登記未了が発覚。
- 県外相続人の存在
登記に必要な書類を集めるのに時間がかかり、手続きが進まない。
どうすれば防げるか?
- 早めの相続登記
相続開始後、できるだけ早く自分名義に登記する。
- 遺産分割協議の迅速化
不動産の扱いを早めに決め、協議書を作成する。
- 専門家に依頼
戸籍収集や協議書作成を行政書士・司法書士に任せればスピードが違う。
- 家族で共有意識を持つ
「放置すると売れなくなる」というリスクを家族全員が理解しておく。
まとめ
相続登記を放置することは「何も困らない」のではなく、将来大きな不利益を招く爆弾を抱えているようなもの です。
- 売却も担保設定も不可能
- 次の相続が発生すると手続きが複雑化
- 2024年からは義務化され、放置すれば罰則の可能性も
山形市でも特に農地や空き家を抱える家庭で放置事例が多く見られます。
「相続税がかからないから大丈夫」ではなく、早めの登記が最大の安心材料 です。

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